こんにちは、ささきです。
本日は、去年の2月頃に訪れた都内の建築物について紹介します。渋谷、代官山、表参道、原宿周辺を朝からみっちり、お散歩です。
寄り道は省いて、今回訪れたスポットです。
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① 渋谷区ふれあい植物センター (SUPPOSE DESIGN OFFICE)
② ログロード代官山 (東急設計コンサルタント・ジェネラルデザイン一級建築士事務所共同企業体)
③ フォレストゲート 代官山 (隈研吾建築都市設計事務所)
④ ブルーボトルコーヒー 代官山カフェ (SUPPOSE DESIGN OFFICE)
⑤ AEAJ Green Terrace (隈研吾建築都市設計事務所)
⑥ GYRE.FOOD (田根剛)
⑦ プラダ 青山店 (ヘルツォーク&ド・ムーロン)
⑧ エルメス 表参道店 (RDAI)
⑨ パラッツォ フェンディ 表参道 (フェンディ 建築部門)
⑩ Dior表参道 (SANAA)
⑪ UNITED TOKYO 神宮前店 (SUPPOSE DESIGN OFFICE)
⑫ 3 COINS 原宿本店 (SUPPOSE DESIGN OFFICE)
⑬ J6フロント
⑭ NANGA SHOP 原宿 (SUPPOSE DESIGN OFFICE)
⑮ JORDAN WORLD OF FLIGHT SHIBUYA
⑯ 神宮通公園トイレ (安藤忠雄建築研究所)
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上記から抜粋して、3つのお話を。土日に訪れたので、人が凄まじく。載せられる写真がほとんどなく申し訳ないです。
① 渋谷区ふれあい植物センター (SUPPOSE DESIGN OFFICE)
「日本一小さな植物園」の当施設。経年劣化による改修が行われました。この情報を知り、渋谷に植物園があったことにまずは驚きました。竣工後の知らせを聞き、いざ。単純な平面として捉えると、植物を植えられる面積が他の植物園に比べて極端に少ないです。そこで、地面が隆起したかのようにレベルを操作することで、土の表面積を増やす工夫が施されています。それにより、小さい施設であることを認識しながらも、物足りなさを全く感じさせない世界が広がっていました。明確な層の切断ではなく、起伏で強弱がつけられていることで、シームレスに空間が繋がっていくことも体感できました。
④ ブルーボトルコーヒー 代官山カフェ (SUPPOSE DESIGN OFFICE)
コーヒーを淹れる人が主役になるようにと、中央にカウンターが設けられています。私は窓際のテーブルに座りましたが、バリスタの所作と、お客様の賑わいを引きで捉えられる特等席でした。そして、こちらも、起伏です。高低差の多い代官山の地形をこの空間に差し込んでいるようです。この操作に加え、空間の幅の違い、照明、什器の設えなどにより、居場所が散りばめられている、という感覚になりました。特にここは人がすごく、店内は全くシャッターチャンスがありませんでした。隈研吾さんのフォレストゲート 代官山との外観写真とさせていただきます。
⑤ AEAJ Green Terrace (隈研吾建築都市設計事務所)
公益法人日本アロマ環境協会の情報発信拠点として、アロマを五感で体験できる施設です。世界中から集められた約300種の精油の香りを楽しめます。主構造は鉄骨ですが、日本の伝統的な建築手法である木組みを取り入れることで極力鉄骨の使用を抑えているとのことです。そして国産木材を使用することで環境への配慮、デザインとの均衡、圧巻でした。植栽計画も魅力的でした。合計で約43種の植物が植えられているとのことです。3階のテラスからは、丹下健三さんの国立代々木競技場が望めるとのこと。当施設と東西の軸線上にあり、設計の段階から隈研吾さんが強く意識されていたとのことです。このテラスは、不定期で開放されているとのことで、この日は出られず少し心残りでした。
表参道や原宿などの店舗は、照明計画に圧倒されるので夜に訪れるのが個人的にはおすすめです。ですが欲を言えば、昼夜両方訪れるのが一番です。
都内は、素敵な建築物や店舗が密集しているので、一日で存分に楽しめます。まだまだ行きたいところがありますので、日々リストアップです。
広大な土地に建てられる建築物も勿論魅力的ですが、限られた土地でいかにコンセプトを持って人を巻き込む建築物を創造できるか。
制限があるということは、面白いです。
おわり