最近訪れた建築の話を少し ―広島・後編―
2025.01.27
こんにちは、ささきです。
去年の11月頃に訪れた広島の建築物について全3回で紹介しています。
本日は、後編です。
最後に街並みついて、少しだけ。
坂道は苦しいけど、ふっと振り向くと絶景。あと少し頑張ればきっともっと絶景。の期待を膨らませて歩く道のりに、心が惹きつけられました。そして、少し腰をおろして一息つける場所が多い印象を持ちました。至る所で井戸端会議が開かれていたり、反対に、ひとりで安らぐ方も居て、街に居場所が散りばめられているようでした。
余談ですが、尾道には、高校時代にも友人と訪れたことがあります。サイクリングの街と知り、急遽ホテルでママチャリを借りて3つ島を渡りました。帰りはさすがにヘトヘトになり、最後の向島から尾道は、多少高くてもいいからと船に乗ることにしました。しかし、学生身分が故、値段が張ったらどうしようと内心ドキドキしながら乗り込んだことを覚えています。すると、まさかの100円弱という衝撃。加えて、自転車を引いた学生が定期を見せ、友人と等間隔に並んで船に乗る光景が、たまらなく魅力的だったことがずっと心に残っていました。よって、あの光景は絶対にもう一度見たいと思い、通学のタイミングに合わせて船乗り場へ行き、ベンチに腰掛けて懐かしさに浸りました。船が来るまでの時間、広場で語り合っている様子も愛しく、なにかとなにかの「間」っていいなと、改めて思いました。
おわり