最近訪れた展覧会の話を少し
2025.04.21
こんにちは、ささきです。
本日は、先日訪れた展覧会について紹介します。
場所は、国立新美術館です。訪れた展覧会は、「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」。住宅設計の転換期となった20世紀のモダン・ハウスを、7つの観点「衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープ」で読み解いていくものでした。この観点が、本当に面白く、内容の濃い展覧会でした。学校で一番はじめに教わる巨匠建築家たちの傑作を通して、「住まい」について検証していくようなイメージで、彼らの思想や作品、試みを改めて学びなおす貴重な時間になりました。この展覧会の本、絶対に購入された方が良いです。必ず覚えてないといけない名作のみが載っています。勉強になります。
入口は、ル・コルビュジエの「ヴィラ・ル・ラク」の水平窓をイメージしたもの。
特に、私が好きな建築家のひとり、ミース・ファン・デル・ローエの未完のプロジェクトである「ロー・ハウス」の原寸大展示に惹き付けられました。模型の中にいるかのような、CGの中にいるかのような、不思議な空間に魅了されました。また、名作椅子がいくつか配置されており、実際に座ることができました。
応用すること、転用すること、疑問をもつこと、観察をすること、実験を続けること…学びになりました。そして、もう一度、名作建築についてしっかりと学び直そうと思いながら、美術館内のカフェで締めのビールを一杯。贅沢な休日になりました。
おわり