今回のプロジェクトは、敷地面積15坪という狭小地での計画です。
建蔽率60%という制限の中で、最大限に空間を利用しながら家族が団らんできる心地よい空間を作りました。
狭小地だと、どうしても1階水回り・2階LDK・3階寝室と3階建ての建物の計画になってしまいます。
各階、約“8坪“という狭小空間において、各階用途ごとにフロアを完結させてしまうと空間がとても狭く感じてしまいます。
そこで、階段室を建物の中心に設け空間の中に取り込むことで、階段部分の吹き抜けから光が差し込み、1階~3階の空間を明るく照らし、空間を柔らかく繋いでくれています。
また、リビングとキッチンの間にある階段をイスとしての機能を持たせることでLDKの空間が、階段で分離させることなく、空間を一体利用できる空間としました。
階段の位置を空間の真ん中に設けることで、空間をより狭くさせてしまうのではないかという、デメリットを解消することで、建物全体が明るく広くじる空間が出来上がりました。