こんにちは

土井です

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先日、大阪のLIXILギャラリーに行って来ました。

今、「富士屋ホテルの営繕さん」と言う展示をされています。

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富士屋ﾎﾃﾙは、日本初の本格的ﾘｿﾞｰﾄﾎﾃﾙとして明治11年に箱根に開業したホテルです。

和洋混交の独特な建築群で構成され、登録有形文化財にも指定されています。

訪日外国人を意識して開業されたため、チャップリンやヘレンケラーなど多くの著名人も宿泊しています。

この老舗ホテルに「営繕さん」と呼ばれるスタッフが在任し、建築物ので営造や修繕を行われています。

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えいぜん【営繕】

大宝律令にも記載されている古い熟語で、建築物をつくり、直すことを意味する。

ホテルにおいては、施設のﾒﾝﾃﾅﾝｽ全般を指す場合が多い。

LIXIL出版「富士屋ホテルの営繕さん  建築の守り人」より

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その営繕さんの仕事内容は木工事、左官、溶接、塗装など多岐にわたります。

赤絨毯を敷いたり、フローリングや椅子の足の欠けを補修したり、ボイラー室や配管路などの管理、果てはプールと更衣室の施工まで。

そんな営繕さんの仕事の結晶が今も趣の残る建物にあらわれています。

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展示会では、その仕事の様子がわかる営繕小屋などの写真や実物の一部が展示されていました。

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近頃、スクラップ＆ビルドやファストファッションなどと言う言葉に代表される様に、効率化と利益を重視した風潮に溢れていますが、

そんな中、昔ながらの物を大切に、繕いながら長く使い続ける良さを改めて感じました。

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残念ながら、富士ホテルは現在耐震改修工事中で宿泊はできないようです。

展覧会の方は大阪では11/20まで、そのあと12月に東京で展示されるそうです。

興味をお持ちの方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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出典

LIXIL文化活動HP

富士屋ホテル公式HP