みなさまこんにちは。
あさひです。
先日のお休みに、滋賀県守山市にあるセトレマリーナびわ湖へ訪れました。
琵琶湖大橋の入り口(守山市側)付近にあるので、滋賀県在住の方なら一度は見たことがあるかもしれません。
今回はこちらに訪れた時のお話を少しご紹介したいと思います。
セトレマリーナびわ湖は芦澤竜一建築設計事務所が設計されたホテルになります。
付近には、同事務所設計の守山市北部図書館やヤンマーのシンビオシスファームなどもあります。
外観は近くを通るたびにみていたので、なんとなくは知っていたものの
いざ中へ入ってみると、外観からは想像できないくらい開放感が素敵でした。
▲ホテル客室のホール部分
写真左側にある、格子状に配置された窓も、ところどころに透明、フロストガラス…とランダムに組まれており、
光の入り方がとてもきれいでした。
また、コンクリートの打ちっぱなしなど冷たさを感じさせる仕上げにも関わらず、
滋賀県産の杉を建具や壁面に組み合わせることで、温かみも感じることができました。
▲ミュージックホール入口
このエリアは私が一番感動したところになります!
コンクリートのトンネルをくぐり抜けた先が「ミュージックホール」となっていますがいわゆるチャペルです。
▲ミュージックホール
目の前が琵琶湖で、奥に広がる山並みが切り取られたような借景で息をのむくらいに絶景でした…。
こちらは景色だけでなく、滋賀県産の木材が全体に使用されているとのことで、
入った瞬間に木の香りがふわっと広がってきました。
床も一般的なチャペルでは、タイルだったりすることが多いと思いますが、
こちらも滋賀県産のフローリングなので、歩くたびに木の味でもあるきしむ音が心地よかったです。
▲ミュージックホール天井部分
さらに天井部分には(見えにくいですが)弦が張られており、窓をあけると風が通り抜け、風の速さなどで音色が変化して鳴るそうです。
ギリシャ神話にでてくる弦楽器を連想して作られたそう。
まさにミュージックホールでした…!
▲ミュージックホール入口
さらにホールから外へ出ようとすると、こちらも圧巻…。
奥に広がる光がどこかへ続くかのようなデザインで、引き込まれそうでした。
滋賀県産の木材や土などの建築材を全体的に使われていることで、自然との在り方を感じさせるような空間でした。
視覚だけではなく、聴覚や触覚、嗅覚といった五感を最大限活かされていたと思います。
滋賀県の良さを建築で感じれる素敵な建築でした。
みなさまも機会があればぜひ訪れてみてください。
セトレマリーナびわ湖HP
https://www.hotelsetre.com/biwako/
芦澤竜一建築設計事務所HP
https://www.r-a-architects.com/prj/2023/y-marina.html
おわり。