こんにちは。o.hです。
今回は、前回の紹介した「豊田市美術館」の続きで「豊田市博物館」について少し話させていただきます。
美術館と並ぶ形で配置し、えんにち空間(フリーゾーン)が印象的な「豊田市博物館」を設計したのは、坂茂建築設計です。
坂茂さんの特徴でもある、構造と意匠が一体となったえんにち空間は誰にも開かれた空間で心地が良いです。
「豊田市博物館」えんにち空間1 設計:坂茂建築設計
「豊田市博物館」えんにち空間2 設計:坂茂建築設計
展示空間はシークエンスに構成され、流れる空間を辿りながら、様々な展示に出会うことができます。
螺旋状に上下階をつなぐスロープには望遠鏡が設置され、ディスプレイ展示を細かく見ることが出来るようになっています。
「豊田市博物館」展示空間1 設計:坂茂建築設計
「豊田市博物館」展示空間2 設計:坂茂建築設計
「豊田市博物館」展示空間3 設計:坂茂建築設計
「豊田市博物館」展示空間4 設計:坂茂建築設計
博物館に併設されたカフェには、坂茂さんの建築で多く使用される、紙管が天井・壁・家具に使用されています。
身近なものだとサランラップの芯のイメージに近く、サスティナブルな材料で、強度もある紙管。
ニュージーランド クライストチャーチに建てられた「紙の大聖堂」などに使用されており、すごい空間が広がっていますので拝見してみてください。
「豊田市博物館」カフェ1 設計:坂茂建築設計
「豊田市博物館」カフェ2 設計:坂茂建築設計
「豊田市博物館」カフェ3 設計:坂茂建築設計
美術館同様、ピーター・ウォーカーさんが携わるランドスケープとの調和も見たかったですが、
緑が少ない時期に訪れましたので次回に拝見しようと思います。
「豊田市博物館」外見1 設計:坂茂建築設計 ランドスケープ:ピーター・ウォーカー
「豊田市博物館」外見2 設計:坂茂建築設計 ランドスケープ:ピーター・ウォーカー
美術館・博物館と一日楽しめる施設が集まっていますので、是非訪れてみて下さい。
おわり。