滋賀県草津市上笠にて
住宅の完成見学会を行います。
『閉じながらも開く家』
インナーガレージのある家となっています。
12月22日(土)
12月23日(日)の2日間
10:00~17:00まで
(ドラッグユタカ 西草津店の交差点を栗東側に入った分譲地内になります)
ご予約なしでもご覧いただけますが、ご予約頂けますとスムーズにご案内できます。
ご予約は、ホームページcontactまたは、
お電話:0748-63-1025でお待ちしております。
=コンセプト=
垣間見る家
2人のお子さんとご夫婦の新しい住まいです。
都市中心部から少し離れ、昔ながらの家が周囲に広がる地域内に、新しく分譲された土地を購入されました。南面が共用道路に面し約300㎡の広い敷地での計画です。
ご夫婦の要望の一つは、人通りのある南面に生活感を出したくないけれど、開放的で明るい空間にしたいということでした。そこで周囲の昔ながらの家の”つくり”からヒントをもらい、日本家屋の門構えの見えそうで見えない「垣間見る」という”つくり”をコンセプトに、「外構と家との関係性・あり方」について考え直しました。
ガレージをつくりたい、というのも要望の1つにあったので、ガレージ・プライバシーエリア・パブリックエリアの3つに分け、パブリックエリアの周囲にガレージ・プライバシーエリアを囲う、というシンプルな構成としています。ガレージ・プライバシーエリアが門塀のような役割を担いパブリックエリアが一面ガラス張りの開放感を生み出し、家族の空間を心地よいものにしました。
広く感じるための工夫として天井回りを一面ガラス張りにすることで、外へとのびる板張りの天井が浮き上がり、またプライバシーエリアの空間の天井を低くすることで、家族の空間がより広く感じ、集まりたくなる空間になるように計画しました。そして、これによって外からの視線を天井へ向け、外からの視線を上へ向けることでプライバシーも守られるようになりました。
昔の日本家屋の「垣間見る」空間をつくるだけだと薄暗い空間になるけれど、明るく開放感のある空間アイディアで計画することで、現代でしかつくれない新しい心地よい空間をつくることができました。