滋賀県多賀町中央公民館公募コンペ案
よりそう集落-人と人とを結ぶ軒下空間-
≪多賀の⾵⼟を体感出来る伝統的⽊組空間≫
=多賀の魅⼒や誇りの再認識=
鈴⿅⼭系の⼭並みや多賀の⾵⼟に調和するように⽡を使⽤した軒の低い
切妻屋根をデザインコードとしつつ、多賀産の⽊材を多⽤した伝統的な⽊組
⼯法を軒下空間に表現することで、町⺠が愛着を持ち多賀ならではの魅⼒
や誇りを再認識出来る空間を⽬指します。
≪軒のある半屋外空間≫
=災害時の内と外の⼀体建物の平⾯計画は単純な正⽅形とすることで耐震性に
配慮しつつ、動線やゾーニングも単純で明快にすることで災害時に有効に働く計画。また、軒のある半屋外空間を随所に空間に挿⼊することで災害時の内と外の⼀体化を図り有効的活⽤が出来る避難所にできる。的有効活⽤
≪多賀産の⽊材を使⽤した軒下空間≫
=パッシブな環境計画=
多賀産の⽊材を使⽤した軒の深い庇を建物外周に巡らせ⽇照計画にも配慮しつつ、⽊材を構造現しとした半屋外空間を建物内に介⼊することで採光・採⾵にも配慮したパッシブな環境計画。
≪多賀⼤社で⾒られる⽇本特有の軒下空間の魅⼒≫
=単純さの中の多様性=
建物を単純な汎⽤性のある平⾯・断⾯計画とし経済性・効率性等に配慮した計画をしながらも、魅⼒的な軒下空間を挿⼊することで、単純さの中にも多様で豊かな空間を⽣み出す。
また、地産のモノを出来る限り使⽤することで地域の経済活性を図りつつ、町⺠が愛着の持てる公⺠館に変える。
≪⾃然と⼀体化した魅⼒ある軒下空間≫
=誰もが⽴ち寄りたくなる学習の場=
⾃然と⼀体化した軒下間を誰もが気軽に⽴ち寄りたくなるような魅⼒ある学習の場をつ
くりだし建物内に挿⼊することで内部を外部化し、⼦供からお年寄
りまで五感で多賀の魅⼒を体感することの出来る空間をつくりだす。