日本らしさを感じる テーブルのデザイン
今回のプロジェクトは、ジャパン・デパートストアのイベントで使用される展示机の計画です。
現地で用意されているものは、展示スペースのみ。
それ以外のものは自分たちで、持ち込み展示する必要があります。
しかし、海外への運搬は大変です。
大きく重たい机を持っていくにも、展示物などの荷物もあるため容易ではありません。
要望である、
・輸送のしやすさ
・コストがかからない
・軽さ
の3 点に重点をおいた机をデザインしていきます。
まず、持ち運びやすく軽い素材を使い容易に組み立て可能で丈夫な
展示台を作成できないか考えてみました。そこで私たちは 段ボール に着目しました。
運びやすさコスト軽さ段ボールはお店など 探せばどこにでも置いてあり、海外でも調達が
可能です。また、段ボールはまとめて持ち運びもでき、輸送も楽にできます。
折り込み・組み立てをすることで段ボールは丈夫になります。
ここで折り込む・組み立てるをコンセプトに何か日本らしさを表現できないかと考えました。
海外での展示会ということなのでせっかくなら"日本ならでは” な工夫でテーブルを作りたい
と思いました。
というコンセプトから海外の人からも人気のある日本の文化『折り紙』をモチーフに出来ないか考えました。
日本人の出店するブースなので、テーブルも日本人らしさを、『日本の美』を表現するにはもってこいなのではないかと
思います。
『折り紙』は海外では『Origami』として人気が高いです。
折り紙の魅力は1 枚の平面な紙が切らず、貼らず、折り
だけで形になる事だと思います。
段ボールもはさみなどを使わず、折り込むだけでテーブルをデ
ザインすることで海外という地で折るだけで展示台ができれ
ばはさみやのりなどの道具を持っていく必要がなくなりま
す。
また、折り込み回数を少なくすることで組み立てを容易にしシンプルなデザインであまり主張をせず、展示品を引き立たせ
る。そんなテーブルが出来上がるのではないかと思います。