風致地区の関係上、建蔽率40%のため、1階の床面積を満足に確保することができないです。
一般的な各フロアのボリュームは、LDK+水回りのフロア・居室のフロアで1階・2階で振り分けるのが一般的です。
ただ、一般的な振り分けを行ってしまうと、LDK・水回りフロアが窮屈な印象を受けてしまいます。
1階はLDK・2階に水回り・居室とフロア分けすることで、開放的でゆったりした空間を作り出します。
また、見晴らしの良い場所でお酒を飲みたい。 空間に抜け感をつくりたい。というご要望を受け、LDKの北東部分に開口を設けることで、この開口が四季の景色の変化を
楽しみながら、お酒を飲み交わすことのできる、非日常な空間を創り出しています。
また、キッチンとリビングという空間の間に段差を設けることでリビングとキッチンで過ごす人々の視線をずらすことで、大空間でありながら空間をやんわり分けてることができます。
1日の多くの時間を過ごすLDK空間。ちょっとした工夫でありながら、心地よい空間をつくりだしました。