職員室から「協働と集中」を生む、新たな教職員空間へ
本改装計画は、教職員の皆様がより快適に、そして効率的に働ける環境を創出することを目指しました。目指したのは、単なる執務室ではなく、誰もが自然と集い、新たな発想が生まれるカフェのような空間です。
空間は「オープン」と「クローズド」の2つのエリアに分かれています。オープンエリアは、既存のキッチンを活かしたカウンターキッチンが中心です。
ここでは、教職員同士が気軽に交流し、情報交換ができるだけでなく、保護者の方々とのコミュニケーションの場としても機能します。温かい飲み物を片手に、ざっくばらんに話せる雰囲気は、学校と家庭の連携をより深めるきっかけとなるでしょう。
一方、クローズドエリアは、カウンターキッチンの袖に設けた壁面が緩やかに視線を遮り、集中して業務に取り組める環境を提供します。資料作成や個人作業など、集中力を要する作業も、周囲の気配を感じながらも自身のペースで進めることができます。
この新しい教職員空間は、多様な働き方に対応し、「協働」と「集中」のバランスを最適化します。
教職員一人ひとりが自身のパフォーマンスを最大限に発揮できるだけでなく、学校全体としてのチームワークも向上させる、そんな未来に向けた空間です。
ここから生まれる新たなアイデアや連携が、子どもたちの成長に繋がることを願っています。