京都府の南部に位置する宇治市で、今回初めて行われる新築の民宿プロジェクトです。
京都の街並みといえば瓦屋根・杉・土間などを用いた和の家が連なっていることで、和の街並みがつくりだされている印象を受けます。
そこに違和感を抱き、和とは何かと和の原点に返り和の良さについて再度考えてみました。
和には、独特の空気感や光と影の陰影、ワビサビといった日本古来の良さがあります。
それらの要素の中に、外部要素を挿入するというシンプルな操作を行うことで、昔ながらの和空間の良さを生かしつつ、新しい和の空間をつくりだします。
この民宿に一歩踏み入れると「路地」のような空間が広がります。
路地空間は訪れた人々にその先には何があるのかといったワクワク感を与えます。
路地の先には各居室を配置し、室内にいながらも宇治の路地を散策しているような感覚を人々に与えます。
和というキーワードを改めて見つめなおし、シンプルな操作を行うことによって誰もがワクワクできる空間を生み出すことを試みました。
This is our first project for producing guest house in Uji-city.
This city is one of oldest cities in Kyoto and today it remains as part of Japan’s idyllic landscape. There are many houses which have tiled roof, japanese cedar and doma (a space that you can stay without shoes off) in this city.
These old Japanese-style design have unique atmosphere and wabi-sabi (sense of beauty). Then we produced “new Japanese style” which is combined old design and modern one.
Once you enter the building, you could find doma like a path and will be excited like “what’s ahead of it?”. Go through the path, guest rooms are located.
That makes you feel like you are exploring a new world.
We did our best to make staying enjoyable for guest.