くぼみのある敷地に建つ家
本敷地は、南側道路から1mほど下がった位置にあり、東側はアパートが隣接して建つ敷地です。
西側には、母屋があり、南の道路からの目線と東のアパートからの目線を遮りながら、西側の母屋側に開く計画としました。
道路からの高低差と母屋との繋がりをもてる、囲まれた広場のような空間を母屋と本計画の中心に設け、建物と母屋をゆるやかに繋げるテラスを計画しました。
また、この広場を中心に内部に向けて徐々にプライバシーの保てるレイヤーのある家として計画しました。
オープンな広場スペースから半屋外的なリビングスペース、プライバシーの保たれたダイニングキッチンと、
徐々に生活が密になる空間へなるにつれ、外部からの目線が遮られていくような計画としています。
また、猫との生活を楽しむことのできるよう、構造を生かしたキャットウォークや、
鉄骨のストリップ階段と階段下のスタディースペースなど、ゆるやかに猫を感じ共に生活ができる空間となっています。
こうして、外や猫との生活を感じ、レイヤーを通して家族の気配を感じることのできる豊かな住宅となりました。